氏名、住所、電話番号。フォームに何度も同じような情報を入力していませんか。

  1. 氏名をコピー
  2. フォームに貼る
  3. 元のページに戻る
  4. 住所をコピー
  5. またフォームに戻って貼る

この繰り返し、地味にしんどいですよね。

実はそれ、Macの標準コピペが「1回に1個しか運べない」仕組みだから起きています。この記事では、複数のコピーをまとめて、順番に貼っていく方法を紹介します。

知っておきたいこと:Macの標準コピペは「1つコピー→1つ貼る」の繰り返しが基本です。複数を順番に貼っていく機能は標準にはありません。

なぜ複数コピー→連続ペーストが欲しくなるのか

複数コピーの需要が出てくる場面は、だいたい決まっています。

  • 申し込みフォームへの入力(氏名・住所・電話番号など)
  • 同じ情報を複数のサービスに登録する作業
  • リストや箇条書きを1件ずつ作成していく作業
  • 定型的な返信を複数の相手に少しずつ変えて送る作業

こういう場面では、「コピー→貼る」を1往復ずつ繰り返すのではなく、「必要なものを先に全部コピーしておいて、順番に貼っていく」という流れにできれば、作業時間がかなり短縮できます。

標準機能でできる範囲

Macの標準コピペには、複数のコピーを保持しておく機能はありません。

近い工夫としてできることは、

貼り付け先の入力欄をあらかじめ全部開いておく

コピー元とコピー先を何度も行き来する時間を減らせます。とはいえ、コピーそのものは1個ずつしか運べないので、根本的な解決にはなりません。

入力する内容を先にメモアプリなどにまとめておく

フォームに貼る内容を先に1箇所にまとめておき、そこから1つずつコピーする方法です。行き来の手間は減りますが、結局「コピー→貼る」を繰り返す作業自体は残ります。

正直に言うと、これらは工夫であって、本質的な解決策ではありません。

「連続ペースト」という考え方

この問題をきちんと解決するには、複数のコピー内容をあらかじめ登録しておき、順番に(あるいは選んで)貼っていける「連続ペースト」の機能が必要です。

連続ペーストのイメージ:氏名→住所→電話番号のように、複数のコピー内容を先に用意しておき、「次を貼り付け」の操作で順番に入力していける仕組みです。

この機能を使うと、フォーム入力の流れはこう変わります。

  1. 入力に使う内容を先に全部コピー(または登録)しておく
  2. フォームの1つ目の欄にカーソルを置く
  3. 「次を貼り付け」の操作で1つ目を貼る
  4. 次の欄に移動して、また「次を貼り付け」で2つ目を貼る

これを繰り返すだけです。コピー元のページに戻る必要がなくなります。

Macの標準コピペや、Clipyのような基本的な履歴アプリでは、この「順番に自動で送り出す」動きまでは対応していないことが多く、より高機能なクリップボードアプリの領域になります。

どんな作業で特に効くか

連続ペーストが特に効くのは、次のような場面です。

  • 何件も同じフォーマットで申し込みをする作業
  • リストや台帳を1件ずつ手入力でまとめる作業
  • 定型の挨拶文や署名を複数の相手に貼っていく作業
  • 資料に同じ画像や文言を繰り返し貼り込む作業

「同じような操作を何度も繰り返している」と感じたら、それは連続ペーストが刺さるサインです。

まとめ。まずは「まとめてコピー」の発想を持つ

複数コピーは、Macの標準機能だけでは対応できない領域です。

  • 標準コピペは「1個ずつ」が基本
  • 工夫でしのぐこともできるが、根本解決にはならない
  • 連続ペースト機能を持つアプリを使うと、フォーム入力などが一気に楽になる

同じ作業を何度も繰り返しているなら、一度立ち止まって「まとめてコピーしておけないか」を考えてみてください。

地味な作業ほど、効率化の伸びしろが大きいものです。

RevoClipなら、連続ペーストもまとめて解決

連続ペーストは便利ですが、これだけのために新しいアプリを1つ入れるのは、ちょっと大げさに感じるかもしれません。

実は自分も、履歴・連続ペースト・定型文・画像圧縮をバラバラのアプリで済ませるのに不便を感じていて、今まさにMac用のクリップボードアプリを開発中です。名前は RevoClip。買い切り・日本語対応で作っています。

RevoClipでは、複数のコピー内容を登録しておき、「次を貼り付け」の操作で順番に入力していける連続ペースト機能を搭載する予定です。フォーム入力やリスト作成の面倒な往復を、1つのアプリの中で完結させる設計です。

まだ開発中で公開はしていませんが、進捗はこのブログでも追って紹介していく予定です。

コピペ全体の見直しについては、こちらもあわせてどうぞ。