こんにちは、かっぺいです。
HHKBを使い始めて、ずっと考えていることがあります。
Fnキー、もっと使いこなせないか?
前回の記事で、自分はFnキーを「ときどき使う程度」と書きました。でも、調べれば調べるほど、Fnキーこそがコンパクト配列の核心だということに気づいてきました。
「FnキーはHHKBの肝」とまで言う人もいる。たしかに、少ないキー数を補完するために、Fnとの組み合わせは欠かせない。
そこで今回、HHKBユーザーがネット上でどう使っているかを徹底リサーチしました。実用的な活用例を集めたので、自分も含めて参考にしてみましょう。
もくじ
まず知っておきたい:Fnには「表」と「裏」がある
HHKBの世界では、こんな呼び方があるそうです。
- 表レイヤー:通常のキー入力
- 裏レイヤー:Fnキーを押しながらの入力
この裏レイヤーをどう設計するかが、HHKBの使い心地を決定づける。これが多くのユーザーの共通認識のようです。
みんなのFn活用法、5パターン
リサーチして見えてきた、代表的なFn活用パターンを整理します。
パターン①:矢印キーを「ホームポジション」に持ってくる
一番多かったのがこれ。
デフォルトのHHKBの矢印キーは ;← '→ [↑ /↓ という配置ですが、これを JKILに割り当て直す人が多い。
| Fn + | 動作 |
|---|---|
Fn + I | ↑ |
Fn + K | ↓ |
Fn + J | ← |
Fn + L | → |
ホームポジションのままで矢印操作ができる、というわけです。右手の人差し指〜薬指でカバーできる範囲なので、たしかに合理的。
ただこれ、「Fnキーを左親指で押せるようにすること」とセットで真価を発揮するそう。次のパターンに続きます。
パターン②:左親指でFnを押せるようにする
これが最重要ポイントかもしれません。
HHKBのFnキーは右下にあるので、デフォルトだと右小指で押すことになる。でも右小指でFnを押しながら右手で矢印操作……って、無理ですよね。
そこで多くのユーザーがやっているのが、左下の◇キー(または左Alt)をFnに変更するカスタマイズ。
「ホームポジションで左親指をちょっと曲げるだけでFnキーを押すことができます。これで最高の矢印キー操作が可能となります」 (hhkb-labo.com より)
左親指でFn、右手で矢印キー操作。これでホームポジションを一切崩さずに、全方向のカーソル移動が可能になる。
なるほど、これは試したくなる。
パターン③:BS・Delete・Enterも裏レイヤーに
矢印だけじゃない。BackSpaceやDeleteやEnterまで裏レイヤーに割り当てる強者もいます。
| Fn + | 動作 |
|---|---|
Fn + A | BackSpace |
Fn + S | Delete |
Fn + Space | Enter |
これは賛否分かれそうですが、極限までホームポジションから動きたくない人にはアリ。
ある人はこう書いていました。「自分のHHKB以外のキーボードではタイピングができなくなる」。カスタマイズが進むほど、HHKBから離れられなくなるわけです。これは沼。
パターン④:テンキー化
HHKBにはテンキーがありません。でも、Fn + 右手側のキーをテンキーとして使うカスタマイズも人気です。
| Fn + | 数字 |
|---|---|
Fn + J | 1 |
Fn + K | 2 |
Fn + L | 3 |
Fn + U | 4 |
Fn + I | 5 |
Fn + O | 6 |
右手側にテンキー配列を再現する、というアイデア。Excelやスプレッドシートで数字を多用する人には、これは便利そう。
「HHKBに追加テンキーは必要なし」と言い切るブログもありました。Fnキーがあれば、テンキーも独立した矢印キーもいらない、という思想ですね。
パターン⑤:ファンクションキー(F1〜F12)の活用
これはデフォルト設定ですが、意外と知られていない使い方。
| Fn + | 動作 |
|---|---|
Fn + 1〜0 | F1〜F10 |
Fn + - | F11 |
Fn + = | F12 |
Macだと「Fn + F11」で輝度ダウン、「Fn + F12」で輝度アップなど、機能キーとして使う場面はあります。HHKBでも同じ感覚で使える、というだけの話ですが、これを知っておくと「あ、Macの輝度調整できないんだけど」とならずに済む。
結局、自分はどうする?
リサーチして、自分の中で答えが見えてきました。
優先順位はこうしようと思います。
第1段階:左◇キーをFnに変更
これを試してみたい。左親指Fnの快適さが、みんな口を揃えて言うほどならば、体験してみる価値はある。
ただ、ここで1つ悩みが出てくる。
左◇キーをFnに変えたら、左Commandキーがなくなる。

自分は普段、Commandキーは左しか使っていない。Cmd+C、Cmd+V、Cmd+S……全部左親指でCommandを押している。これが完全に染み付いている。
それを右Commandに切り替えるって、どうなんだろう。最初は絶対戸惑う。
でも、よく考えてみると——右手でCommandを押す方が、実はタイピング効率がいい可能性もある。CキーもVキーも左手側にあるから、左Cmd + 左Cでコピーするときって、左手が忙しすぎる。右Cmd + 左Cの方が、両手で分業できて合理的かもしれない。
うーん、どうだろう。
こればっかりは、試してみないとわからない。
というわけで、ここは「やってみる」一択です。失敗したら戻せばいい。それがキーマップ変更ツールのいいところ。
第2段階:矢印キーをJKILに割り当て
左親指Fn + 右手JKILでの矢印操作。これが定着すれば、Ctrlショートカットでカバーしきれない場面(例:選択範囲を動かすときなど)も快適になりそう。
第3段階:必要に応じてテンキー化やBS/Del追加
これは慣れてから、徐々に試していく。一気にやると混乱しそうなので、段階的に。

大事なのは「正解は人それぞれ」ということ
リサーチして強く感じたのは、HHKBのキーマップに「正解」はないということです。
ある人は親指Ctrl派、ある人は親指Fn派。動画編集をする人は矢印キーを残し、文章中心の人はEmacsキーバインドだけで戦う。
自分の使い方に合わせて、少しずつ育てていく。 これがHHKBという文化なのだろうな、と。
前にも書きましたが、HHKBは「育てるキーボード」。Fnキーのカスタマイズは、まさにその育成の核心部分です。

次回、実際にカスタマイズしてみる
次回は、今回得た知見をもとに、自分のHHKBを実際にカスタマイズしてみます。
「キーマップ変更ツール」を使って、本当に親指Fnは快適なのか。JKIL矢印は手に馴染むのか。右Commandに慣れることはできるのか。失敗例も含めて、リアルに書きます。
お楽しみに。


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