こんにちは、かっぺいです。
Codexシリーズも今回で4回目。
前回は、実際にCodexで画像フィードバックツールを一つ作ってみた話を書きました。
一人で使うだけでも十分便利なCodexですが、実はもっと化ける機能があります。
それが、サブエージェントとプラグインです。
今回はこの2つを中心に、Codexをさらに使いこなす方法を紹介します。
この記事でわかること
- サブエージェントとは何か、どう使うと便利か
- 並列作業に向いているケース・向いていないケース
- Vercel・GitHub・Supabaseなど外部連携プラグインの使い方
- フックやワークツリーなど、開発を効率化する周辺機能
先に結論
サブエージェントは「仕事を分担できる部下」、プラグインは「外部サービスの操作方法を覚えさせる装備」です。両方使いこなせると、開発スピードが一段階変わります。ただし、どちらも「使うべき場面」を見極めることが大事です。
サブエージェントとは、役割分担して動く仕組み

サブエージェントは、メインで動いているエージェントに紐づく形で、追加のエージェントを並列で動かせる機能です。
イメージとしては、
メインのエージェントが、部下(サブエージェント)に仕事を振って、同時進行させる
という感じ。
たとえば、
- UI/UXのブラッシュアップ
- バグの調査
という2つのタスクがあったとき、これを1つのエージェントに順番にやらせると、当然ですが時間がかかります。
サブエージェントを使えば、この2つを同時に走らせて、それぞれの結果をメインのエージェントが受け取って、統合的に反映してくれます。
実際にやってみると、画面上にそれぞれ名前のついたサブエージェントが表示されて、今どちらが何をしているのかが分かりやすく可視化されます。
進捗が一目でわかるのは、地味に安心感があります。
サブエージェントが向いているケース、向いていないケース

サブエージェントは万能ではありません。
向き不向きがあります。
サブエージェントが向いているケース
- バグの調査とデザインレビューなど、独立した作業を並行したいとき
- 複数の記事や文章を、それぞれ同時に執筆したいとき
- 大規模な修正を、範囲ごとに分担したいとき
逆に向いていないのは、同じファイルを同時に編集させるケースです。
作業が競合してしまうので、これはシンプルに1つのエージェントで順番にやった方がいい。
また、小さな単発の修正くらいなら、わざわざサブエージェントを立てる必要はありません。
「並列で進めた方が明らかに効率がいい」と思えるときだけ使う。
これがコツです。
それぞれのサブエージェントに、個別の指示も出せる

もう一つ知っておきたいのが、サブエージェントごとに個別の指示を出せることです。
「サブエージェントを使って進めて」とざっくり伝えるだけでも動きますが、
「サブエージェントAはこの観点で、サブエージェントBはこの観点で」
というように、役割を明確に指定することもできます。
指示を細かくすればするほど、それぞれのアウトプットの精度も上がります。
ふわっとした指示には、ふわっとした結果しか返ってきません。
ここは他のAIツールと同じですね。
プラグインは「外部サービスの操作スキル」を追加するもの

続いて、プラグインの話です。
プラグインは、Codexに外部サービスを操作するためのスキルを追加してくれる仕組みです。
代表的なものをいくつか紹介します。
Vercel:デプロイを丸ごと任せられる
Vercelは、Webアプリをインターネット上に公開(デプロイ)するためのサービスです。
本来なら、コマンドを打ったり、ダッシュボード画面で設定したりする必要があります。
Vercelのプラグインを入れておくと、「Vercelにデプロイして」と伝えるだけで、Codexが必要なコマンドを判断しながら公開作業を進めてくれます。
実際に試してみましたが、これは正直かなり感動しました。
今まで自分でやっていた作業が、言葉で頼むだけで完結する。
GitHub:プルリクエストやコミットもお任せ
GitHubのプラグインを入れておくと、リポジトリの作成、プッシュ、プルリクエストの作成まで、Codex経由でまとめて進められます。
コミットメッセージの書き方には人によってクセがありますが、ここもプラグイン経由で指定できたりします。
Supabase:データベースまわりを楽にする
Supabaseは、データベースや認証機能をクラウドで提供しているサービスです。
ログイン機能を作りたいときなど、データベース設計や設定は地味に手間がかかる作業ですが、Supabaseのプラグインを使えば、この部分もCodex経由でスムーズに進められます。
プラグインの考え方
- 「このサービスと連携したいな」と思ったら、まずプラグインの有無を確認する
- プラグインがあれば、コマンドやCLIの使い方を覚えなくても操作を任せられる
- 開発でよく使う海外サービスは、大体対応していることが多い
フック:節目で自動的に動くルール

もう一つ紹介したいのが、フックという機能です。
これは、
特定のタイミング(イベント)が来たら、決まった処理を自動で走らせる
という仕組みです。
たとえば、
- チャットが始まったタイミングで走らせたい処理
- チャットが終わったタイミングで走らせたい処理
- コマンドを実行する前に走らせたい処理
こういった自動化ルールを事前に設定しておけます。
「必ずこの確認をしてから進めてほしい」というルールがあるなら、フックとして仕組み化しておくと、毎回口頭で伝える手間が減ります。
ワークツリー:作業場所を枝分かれさせる

最後に、ワークツリーという機能にも触れておきます。
これは、1つのGitリポジトリに対して、複数の作業場所を用意できる仕組みです。
たとえば、
- メインの作業
- ログイン機能の修正
- 決済まわりのテスト
というように、複数の作業を並行して進めたいとき、作業場所ごと分けてしまう。
これも開発経験がある人向けの機能ではありますが、「そういうこともできる」と知っておくと、複数の機能を同時に進めたくなったときに役立ちます。
スマホからも進捗を確認できる

これは番外編ですが、Codexで動かしているセッションは、スマホのChatGPTアプリからも確認できます。
自宅のPCでCodexを動かしっぱなしにしておけば、外出先や電車の中からでも、進捗を見たり、追加の指示を出したりできます。
作業がすべて自分のPCの前でしか進まない、という感覚がなくなるのは、地味に大きな変化です。
まとめ:装備を増やすほど、Codexは化ける

今回紹介した機能をまとめます。
- サブエージェント:独立したタスクを並列で進めたいときの部下
- プラグイン:Vercel・GitHub・Supabaseなど、外部サービスの操作スキルを追加する装備
- フック:節目で自動的に動く自動化ルール
- ワークツリー:複数の作業を並行して進めるための作業場所
一人でコツコツ使うだけでも十分便利なCodexですが、これらの機能を組み合わせることで、開発のスピードは一段階変わります。
いきなり全部を使いこなす必要はありません。
「あ、これサブエージェント向きの作業だな」
「これ、プラグインあるんじゃないか」
そう気づけるようになるだけで、Codexとの付き合い方がだいぶ変わってくるはずです。
Codexで作る個人開発シリーズ、ひとまず今回で一区切りです。
今後も実際に手を動かしながら、また新しい発見があれば書いていこうと思います。
かっぺい